成約率(CVR)を上げるための具体的な対策

ASPアフィリエイトにとって、SEOにおける検索サイトの上位表示と同じくらいに重要なのが、商品の成約率(CVR:コンバージョンレート)をいかに上げるかということ。

クリック報酬型のアドセンスであれば、報酬額はPV数にある程度比例して伸びていくので、ビッグワードでもミドルワードでも、ロングテールを狙うでも、とにかくPV数を増やしていけば収入も増えていきます。

ですが、ASPアフィリエイトの場合は、サイトを訪問したユーザーに、アフィリリンクをクリックしてもらい、広告主のLP(ライティングページ)で商品を購入してもらう必要があります。

そのため、成約率を上げるためには、広告主のLPの出来もありますが、いかに購買意欲のあるユーザーにアフィリリンクをクリックしてもらい、自分が作成したサイトと広告主のLPの流れが自然になるか、といった工夫が必要になります。

このあたりの、訴求内容を変えたり、導線を変えたりする修正方法は、全てに当てはまる「コレ」と言った答えはなく、その場その場で試して対応するしかないのですが、今回は私が対応している流れの一例をご紹介します。

アクセス解析ツールから分析

まず、下の画像をご覧ください。

ga_page

上記はアクセス解析ツール「Group-Analyzer」の一画面で、私が保有している、ある中規模サイトのページ別のPVとSE数です。SE数は検索サイトからの訪問者数のことです。

ページ名は伏せていますが、数字は2014年9月16日現在の数値をそのまま記載しています。

上記のサイトの詳細は

・美容/健康系サイト
・ページ数30ページ程度の中規模サイト
・月10~15万円程度の発生額

といった内容です。

月10万円程度の発生額のうち、ページ1が約7割を占めています。
ASP(A8.net)が公開しているリファラー情報(どのサイトのどのページから購入されたか等の情報)と照らし合わせると、ページ1は訪問者が割と効率よく成約(コンバージョン)まで繋がっています。

ですが、ページ2からページ5までは、訪問者数の割に成約に繋がっていないので、成約率を上げるために対策が必要です。

成約率を上がるための具体的な修正方法

まずページ2とページ4については、訴求内容を修正しました。

基本的な流れを「悩みを明確にして→ユーザーの今のやり方を否定して→紹介している商品の特性とそれによって悩みが解決すること」といった内容に修正しました。

この修正内容の選択肢としては

・訴求内容を変えるのか
・言い回しを変えるのか
・文章の追加/削除を変えるのか
・導線を変えるのか

といった選択肢があるのですが、どう修正するかの判断はある程度経験が必要であり、とにかくやってみて試してみるしかないと思っています。

ひょっとすると成約率を下げてしまう修正になるかもしれませんが、より稼ぎを大きくするためには必要な作業です。

ページ3とページ5については連動していました。
ページ3ではアフィリリンクを貼らず、ページ5への内部リンクを貼っていました。ページ5はページ3で触れた商品の詳細ページです。そのためページ5のSEが0となっています。

このページ3→ページ5からの流れが若干クドく、内容も似たような内容であまり意味がないと判断したため、ページ3でもう少し細かい訴求をして、直接アフィリリンクを貼り付けてみました。

上記の修正によってページ3→ページ5への流れがなくなるため、PV数は落ちますが、ASPアフィリエイトはPV数至上主義ではないですから気にしません。

今回の修正内容は、アクセス解析ツールとASPのリファラー情報を利用して、そこから分析/検討した内容から、自分で判断した修正内容です。

修正が成功するか失敗するかはやってみないとわからない部分ではありますが、このように色々試す経験が成約率を上げるためには不可欠であると考えています。

また、このような経験を積んでいくことで、成約率を上げる確度も高まっていくのではないかと思っています。

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